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32チームが激突!オーストラリア&ニュージーランドで開催される2023年FIFA女子ワールドカップの見逃せないポイント

2023年にオーストラリアとニュージーランドで開催されるFIFA女子ワールドカップは、女子サッカーの最高峰の大会です。今回は、過去最大の32チームが参加し、史上初めて2か国で共催されるという特徴があります。この記事では、この大会の見どころや注目選手について紹介します。

大会の見どころ

32チームの熱戦

今回の大会は、2019年にフランスで開催された前回大会よりも8チーム増えて、32チームが出場します。これにより、各大陸からの出場枠も増えており、アジアからはオーストラリアを含めて6チーム、アフリカからは4チーム、北中米カリブ海からは4チーム、南米からは3チーム、ヨーロッパからは11チーム、オセアニアからはニュージーランドを含めて2チームが参加します¹。

また、初出場となる国も多くあります。アジアからはフィリピンとベトナム、アフリカからはモロッコとザンビア、北中米カリブ海からはジャマイカとコスタリカ、南米からはパラグアイが初めて本大会に出場します¹。これらの国々は、自国の歴史を刻むべく奮闘するでしょう。

2か国での共催

今回の大会は、オーストラリアとニュージーランドで共催されます。これはFIFA女子ワールドカップ史上初めてのことです。両国は地理的に近く、文化的にも似ているため、共催に向いていると言えます。しかし、時差や気候などの違いもありますので、選手や観客にとっても挑戦となるでしょう。

大会は10都市で行われます。オーストラリアではシドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレード、ニューカッスルの6都市で計7会場が使用されます。ニュージーランドではオークランド、ウェリントン、クライストチャーチ、ハミルトンの4都市で計5会場が使用されます²。

女子サッカーの発展

女子サッカーは近年世界的に発展しており、前回大会ではテレビ視聴者数が10億人を超えるなど大きな注目を集めました³。今回の大会でもその勢いは止まらず、より多くの人々が女子サッカーに関心を持つことが期待されます。

また、今回の大会ではFIFAが女子サッカーの発展を支援するために様々な取り組みを行っています。例えば、出場チーム数の拡大や賞金総額の増額⁴だけでなく、出場国に対して準備費用や強化費用を支給したり、開催国に対してインフラ整備や人材育成などの支援を行ったりしています。これらの取り組みにより、女子サッカーのレベルや環境が向上することが期待されます。

注目選手

サマンサ・カー(オーストラリア)

オーストラリア代表のキャプテンであり、世界最高峰のストライカーとして知られるサマンサ・カーです。彼女は身体能力やスピードだけでなく、得点感覚や決定力も抜群です。彼女は2019年に英国女子プレミアリーグ(WSL)のチェルシーFCに移籍しましたが、2020-21シーズンでは21試合で21得点を挙げて得点王に輝きました。また、同シーズンではリーグ戦やFAカップ戦など4つのタイトルを獲得しました。

彼女はオーストラリア代表でも主力として活躍しており、これまでに92試合で42得点を記録しています。彼女は2015年と2019年のFIFA女子ワールドカップにも出場しましたが いずれもベスト8止まりでした。今回は自国開催ということもあり さらなる飛躍が期待されます。

ローズ・ラヴェル(アメリカ合衆国)

アメリカ合衆国代表の中盤で活躍するローズ・ラヴェルです。彼女はテクニックやパスセンスだけでなく 俊敏な動きや突破力も持ち合わせています。彼女は2019年にWSLのマンチェスター・シティFCに移籍しましたが 2020-21シーズンでは18試合で4得点を挙げました。

彼女はアメリカ合衆国代表でも重要な役割を果たしており これまでに51試合で14得点を記録しています。彼女は2019年のFIFA女子ワールドカップでは決勝戦で唯一の得点を決めてMVPに選ばれました 。今回も前回王者として連覇を狙うアメリカ合衆国代表の中心選手として活躍することが期待されます。

ビビアナ・スタインハウス(ドイツ)

今回注目したい選手ではありませんが 審判員です。ビビアナ・スタインハウスはドイツ出身の審判員であり 男性主導のサッカー界で数々の快挙を成し遂げてきました。彼女は2007年からFIFA公認審判員となりましたが 2011年にUEFA欧州女子選手権決勝戦やFIFA U-20女子ワールドカップ決勝戦など重要な試合を担当しました 。また2017年にはブンデスリーガ1部の審判員に昇格し、同年9月10日の試合(ヘルタ・ベルリン対ヴェルダー・ブレーメン戦)で1部リーグの主審としてデビューした。これによりサッカーの欧州主要リーグで主審を務めた史上初の女性となった。

彼女は2020年に引退を発表しましたが、今回の大会ではFIFAの審判員として復帰することが決まりました。彼女は男女問わず高い評価を得ており、公平で正確なジャッジメントを期待されています。

まとめ

2023年に開催されるFIFA女子ワールドカップは、女子サッカーの発展や多様性を象徴する大会となるでしょう。32チームの熱戦や2か国での共催、そして世界最高峰の選手や審判員たちの活躍に注目してください。

しかし、この大会には不安要素もあります。新型コロナウイルスの影響で予選や準備が遅れたり、観客動員や入場制限があったりする可能性があります。また、オーストラリアとニュージーランドでは冬季にあたるため、気温や降水量などの気候条件も選手や観客に影響を与えるかもしれません。

¹: 2023 FIFA女子ワールドカップ - Wikipedia

²: 2023 FIFA Women's World Cup™ Host Cities and Stadiums announced

³: 2019 FIFA Women's World Cup™ watched by more than 1 billion

: FIFA Council unanimously approves expanded 32-team field for FIFA Women’s World Cup™

: 女性主審が欧州主要リーグの試合を初担当、ブンデスで適切なジャッジ

: 放送中止、ボディタッチで抗議……ブンデス初の女性主審が引退へ