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ライドシェアは日本で普及するのか?海外との違いやメリット・デメリットを徹底解説

ライドシェアという言葉を聞いたことはありますか?海外ではUberやDiDiなどのサービスが大人気で、自家用車を持たなくても簡単に移動できるようになっています。しかし、日本ではライドシェアはまだ一般的ではありません。なぜなのでしょうか?ライドシェアとは何なのか、海外と日本の違いやメリット・デメリットについて、詳しく解説します。

ライドシェアとは?

ライドシェアとは、直訳すると「ライド=乗る」を「シェア=共有」することで、一般的には「相乗り」や「配車サービス」を指します。自家用車の所有者と自動車に乗りたい人を結び付ける移動手段です。¹

ライドシェアには、以下のような類型があります。

  • カープール型:純粋な相乗りサービスのことを指します。ドライバーと同乗者は移動費用を実費で割り勘します。¹
  • バンプール型:バンを用いて多人数が乗車できる形態を指します。通勤や通学などで利用されます。¹
  • カジュアルカープール型:ヒッチハイク型の相乗りサービスを指します。決められた場所で待ち合わせて、目的地が近い人同士で相乗りします。¹
  • TNCサービス型:アプリなどでマッチングする形態のサービスを指します。一般ドライバーが自家用車を用いて有償の運送サービスを提供します。¹

海外と日本におけるライドシェアの普及状況

海外では、ライドシェアの普及が加速しています。特にTNCサービス型のライドシェアは、世界中で多くの人々に利用されています。代表的なサービスとしては、米国のUberやLyft、中国のDiDi、東南アジアのGrabなどがあります。²

これらのサービスは、スマホによる正確な需給マッチング、運転者と同乗者が相互評価するシステムへの安心感、乗車前にアプリで行き先や所要時間・料金を共有できる利便性の高さなどが魅力です。¹

また、これらのサービスはビジネスモデルも日本とは異なっており、一般ドライバーが自家用車を用いて有償で同乗者を輸送することが可能となっています。¹

このように海外ではライドシェアが新しい移動の選択肢として定着しており、市場規模も拡大しています。調査会社のレポートによれば、2020年時点で世界のライドシェア市場は約9兆9,000億円で、今後も年平均20%の成長が見込まれています。³

一方、日本ではライドシェアはまだ広く利用されているとはいえません。日本では、一般人が自家用車を用いて有償で他人を運送することは、いわゆる「白タク」行為にあたります。¹

海外のようにドライバーが運賃を受け取れるタイプのライドシェアは法律で禁止されているため、一部の地域を除いて認められていないのが現状です。¹

世界最大手のUberも、日本におけるサービスは首都圏の一部におけるタクシーなどの配車サービスにとどまっています。¹

その一方で、金銭のやりとりを実費(ガソリン代、高速道路利用料など)の範囲内に制限した無償のライドシェアは利用が広がっています。¹

こうした日本独自のライドシェアのサービスについては、次にご説明します。

日本におけるライドシェアのサービス

日本国内で利用されている代表的なライドシェアのサービスを、以下に紹介します。

  • notteco(のってこ!):日本最大級の長距離ライドシェア(相乗り)サービスです。現在、4万人以上の会員が利用しています。
  • CREW:都会での近距離ドライブをマッチングする「スマート送迎アプリ」を提供しています。¹
  • Azit(アジット):地域密着型の相乗りマッチングサービスです。鹿児島県与論町や北海道天塩町などで実証実験を行っています。¹
  • Via:都心部でもオンデマンド型シャトルサービスを検証しています。森ビルと提携して港区や品川区などでサービスを展開しています。¹

ライドシェアのメリットとデメリット

ライドシェアには、提供者(ドライバー)側と利用者(同乗者)側の双方にメリットとデメリットがあります。ここでは、それぞれをまとめてみました。

提供者(ドライバー)側のメリット

  • 資産の活用:既に購入している資産(車両)を活用して稼ぐことで、車両の維持費などの負担を減らすことができます。
  • 手軽な働き口:基本的にはどこかの企業で雇用されるよりはるかに働き始めるのか簡単です。「何時から何時まで」といった働く時間が自由です。
  • 人との交流:同じ目的地や趣味の人と相乗りをすることで、移動の時間を楽しく過ごせる可能性があります。新しい友人や知り合いを作るチャンスにもなります。

提供者(ドライバー)側のデメリット

  • 法的なリスク:日本では有償のライドシェアは道路運送法で禁止されています。無償のライドシェアでも、実費を超える金銭のやりとりが発覚した場合、罰則の対象になる可能性があります。
  • 事故やトラブルのリスク:自家用車で他人を運送する場合、事故やトラブルが発生したときの責任や補償が明確ではありません。自動車保険やプラットフォームの保険が適用されるかどうかはケースバイケースです。
  • 車両の劣化や維持費の増加:自家用車を頻繁に使うことで、車両の劣化や維持費の増加が避けられません。特に長距離のライドシェアでは、ガソリン代や高速道路利用料だけではなく、タイヤやオイルなどの消耗品や整備費用も考慮しなければなりません。

利用者(同乗者)側のメリット

  • 料金の安さ:一般的にタクシーよりもライドシェアの方が料金は2〜3割安いことが多く、移動にかける費用を安く済ませることができます。
  • 利便性の高さ:アプリなどで簡単にドライバーとマッチングでき、乗車前に行き先や所要時間・料金を共有できます。また、電車やバスなどの公共交通機関に比べて、柔軟な移動が可能になります。
  • 人との交流:同じ目的地や趣味の人と相乗りをすることで、移動の時間を楽しく過ごせる可能性があります。新しい友人や知り合いを作るチャンスにもなります。

利用者(同乗者)側のデメリット

  • 安全性や信頼性の不安:ドライバーは一般人であるため、運転技術やマナーが保証されていません。また、プラットフォームによっては審査が甘かったり、評価制度が不十分だったりすることもあります。
  • サービスの不安定さ:ライドシェアは需給によって変動するサービスです。そのため、希望する時間や場所でドライバーとマッチングできないこともあります。また、ドライバーがキャンセルしたり、遅れたりすることも考えられます。
  • プライバシーの侵害:ドライバーと同乗者は互いに個人情報を開示する必要があります。また、ドライバーの車内にはカメラや録音機器が設置されていることもあります。これらは安全性や信頼性を高めるための措置ですが、プライバシーの侵害に感じる人もいるかもしれません。

ライドシェアは日本で普及するのか?

以上のように、ライドシェアにはメリットとデメリットがあります。海外ではライドシェアが新しい移動の選択肢として定着していますが、日本では法的な規制や社会的な課題が多く、普及にはまだ時間がかかりそうです。

しかし、ライドシェアは環境負荷の低減や地域における交通課題を解決する有効な手段のひとつとして、導入へ向けたさらなる議論が期待されています。

実際にサービスを利用するときには、プラットフォームの規約や注意事項を厳守し、ドライバー、同乗者が相互扶助の精神で安全な移動を心がけましょう。

最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。

出典

: ライドシェアとは。日本の普及・カーシェアリング違い|チューリッヒ
: ライドシェアとは?(2023年最新版) | 自動運転ラボ
: 日本置き去りのライドシェア! 世界では年平均20%で爆速成長