2023年参議院選挙の予定と注目ポイント

2023年は、国政選挙の年です。衆議院選挙と参議院選挙が同時に行われる可能性があります。この記事では、2023年参議院選挙の予定と注目ポイントについて書いていきます。

2023年参議院選挙の予定

2023年参議院選挙は、第26回参議院議員通常選挙と呼ばれます。任期満了日は、2023年7月25日です。そのため、投票日は7月25日から30日以内に設定されることになります¹。

参議院は、全国区と都道府県区に分かれています。全国区は48議席で、比例代表制で選出されます。都道府県区は141議席で、小選挙区制で選出されます²。

今回の選挙では、全国区24議席と都道府県区73議席の合計97議席が改選されます²。改選される都道府県区は以下の通りです²。

1議席：北海道・青森・岩手・秋田・山形・福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知・三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知
2議席：宮城
4議席：沖縄

2023年参議院選挙の注目ポイント

2023年参議院選挙では、以下のような注目ポイントがあります。

与野党の勢力争い：現在の参議院では、自民党が121議席、立憲民主党が40議席、公明党が28議席、共産党が13議席、国民民主党が11議席、社民党が2議席、れいわ新選組が1議席をそれぞれ有しています²。与党の自民党と公明党は単独で多数派を占めていますが、改憲に必要な3分の2以上の勢力には届いていません。一方、野党は立憲民主党を中心に連携を模索していますが、共産党との距離感や政策の違いなどで調整に苦慮しています。今回の選挙では、与野党の勢力争いが大きな焦点となります。
新型コロナウイルス対策：新型コロナウイルス感染症は、世界的なパンデミックとなっています。日本でも感染者数や死者数が増加し、医療体制や経済活動に深刻な影響を与えています。政府は緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を発令し、ワクチン接種やテスト検査を推進していますが、感染拡大を食い止めることができていません。今回の選挙では、新型コロナウイルス対策に対する政府や各政党の評価や提案が重要なテーマとなります。
オリンピック問題：東京オリンピックは、新型コロナウイルス感染症の影響で1年延期されました。しかし、感染状況やワクチン接種率などを考慮すると、開催の是非や形式について多くの疑問や不安が残っています。政府や組織委員会は開催に向けて準備を進めていますが、国民や関係者からは反対や批判の声も上がっています。今回の選挙では、オリンピック問題に対する政府や各政党の見解や責任が問われる可能性があります。
新興政党や個人：近年の参議院選挙では、新興政党や個人が台頭する傾向が見られます。2016年には日本維新の会や民進党（当時）などが躍進しました²。2019年にはれいわ新選組が全国区で2人を当選させました²。また、NHKから国民を守る党やNHKをぶっ壊す党などの個性的な個人も注目を集めました³。今回の選挙でも、新興政党や個人がどれだけ票を集めるかが見どころとなります。

¹: 年間の注目選挙予定
²: 第26回参議院議員通常選挙 - Wikipedia
³: NHKから国民を守る党 - Wikipedia