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コアクロックが上がらない時やるべき事

コアクロックが上がらない時やるべき事各種

グラフィックボード(ビデオカード)は、PCでゲームや動画などのグラフィックスを表示するために重要なパーツです。グラフィックボードの性能は、コアクロックという数値で表されます。コアクロックとは、グラフィックボードの中にあるGPU(グラフィックス処理装置)の動作速度のことで、単位はMHz(メガヘルツ)です。コアクロックが高ければ高いほど、グラフィックスの処理能力が高くなります。

しかし、時々、グラフィックボードのコアクロックが固定されてしまい、本来の性能が発揮されないという問題が起こることがあります。これは、PCやグラフィックボードの設定や環境によって引き起こされることが多いです。例えば、以下のような場合にコアクロックが固定されてしまう可能性があります。

  • BIOS(PCの基本的な設定を行うプログラム)でコアクロックを固定化している
  • NVIDIAコントロールパネル(NVIDIA製グラフィックボードの設定を行うソフトウェア)で電源管理モードを「適応」や「省電力」にしている
  • ゲームを起動していない状態でコアクロックを確認している(カードによっては省電力モードに自動で入るため、負荷をかけないとコアクロックが上がらない)
  • グラフィックボードに付属するソフトウェア(MSI AfterburnerやASUS GPU Tweakなど)でコアクロックを固定化している
  • WindowsなどのOSの電源管理オプションで「高パフォーマンス」以外を選択している
  • グラフィックボードが故障している

これらの場合には、それぞれに応じた対処法を行うことで、コアクロックが固定されてしまう問題を解決することができます。以下では、一般的な対処法を紹介します。

BIOSでコアクロックを固定化している場合

BIOSでコアクロックを固定化している場合は、BIOSの設定画面に入って、コアクロックを自動にするか、最大値に設定します。BIOSの設定画面に入る方法は、PCのメーカーやモデルによって異なりますが、一般的にはPCを起動するときにF2キーやDelキーなどを押すことで入れます。詳しくはPCのマニュアルやサポートサイトを参照してください。

NVIDIAコントロールパネルで電源管理モードを「適応」や「省電力」にしている場合

NVIDIAコントロールパネルで電源管理モードを「適応」や「省電力」にしている場合は、「パフォーマンス最大化」に変更します。これは、NVIDIA製グラフィックボードを使っている場合に有効な方法です。「適応」や「省電力」にすると、負荷に応じてコアクロックが変動しますが、「パフォーマンス最大化」にすると、常に最大値で動作します。NVIDIAコントロールパネルは、デスクトップ画面で右クリックして表示されるメニューから開けます。開いたら、「3D設定の管理」から「グローバル設定」タブを選択し、「電源管理モード」を「パフォーマンス最大化」に変更します。

ゲームを起動していない状態でコアクロックを確認している場合

ゲームを起動していない状態でコアクロックを確認している場合は、ゲームやベンチマークソフトなどで負荷をかけてから確認します。カードによっては省電力モードに自動で入るため、負荷をかけないとコアクロックが上がらないものがあります。これは故障ではなく仕様です。負荷をかける方法は色々ありますが、例えば以下のようなものがあります。

  • ゲームや3Dソフトウェアを起動する
  • ベンチマークソフトウェア(FurMarkやUnigine Heavenなど)を実行する
  • ストレステストソフトウェア(OCCTやPrime95など)を実行する

これらの方法で負荷をかけた後にコアクロックを確認すれば、最大値に近づくはずです。

グラフィックボードに付属するソフトウェアでコアクロックを固定化している場合

グラフィックボードに付属するソフトウェア(MSI AfterburnerやASUS GPU Tweakなど)でコアクロックを固定化している場合は、その設定を解除します。これらのソフトウェアは、グラフィックボードの性能や温度などを監視したり、オーバークロックしたりするためのものです。オーバークロックとは、グラフィックボードの性能を向上させるために、メーカーが推奨する以上の速度で動作させることです³。しかし、オーバークロックは安定性や寿命に影響する可能性もあるため、注意が必要です。

オーバークロックしたりしなかったりするときに便利な機能として、「プロファイル」というものがあります。プロファイルとは、グラフィックボードの設定(コアクロックやメモリクロックなど)を保存したものです。プロファイルごとに異なる設定を用意しておくことで、状況に応じて切り替えられます。例えば、
すみません、この記事はまだ書き途中です。続きは以下のようになります。

  • ゲームをするときは、オーバークロックしたプロファイルを適用する
  • ゲームをしないときは、オーバークロックしないプロファイルを適用する
  • コアクロックを固定化したいときは、コアクロックを任意の値に設定したプロファイルを適用する

これらのプロファイルの作成や切り替えの方法は、ソフトウェアによって異なりますが、一般的には以下のような手順で行えます。

  1. グラフィックボードに付属するソフトウェアを起動する
  2. コアクロックやメモリクロックなどの設定を調整する
  3. 設定を保存するボタンやアイコンをクリックして、プロファイルとして保存する
  4. 保存したプロファイルを選択して、適用するボタンやアイコンをクリックする

詳しくは、ソフトウェアのマニュアルやサポートサイトを参照してください。

WindowsなどのOSの電源管理オプションで「高パフォーマンス」以外を選択している場合

WindowsなどのOSの電源管理オプションで「高パフォーマンス」以外を選択している場合は、「高パフォーマンス」に変更します。これは、PC全体の電力消費や性能に影響する設定です。「高パフォーマンス」以外にすると、省電力のためにグラフィックボードのコアクロックが下がることがあります。Windows 10で電源管理オプションを変更する方法は以下の通りです。

  1. スタートメニューから「設定」を開き、「システム」をクリックします。
  2. 「電源とスリープ」タブから「電源とスリープの設定」をクリックします。
  3. 「関連設定」から「電源オプション」をクリックします。
  4. 「バランス重視」や「省電力」などになっている場合は、「高パフォーマンス」に変更します。

グラフィックボードが故障している場合

グラフィックボードが故障している場合は、修理や交換が必要です。グラフィックボードが故障しているかどうかを判断する方法は色々ありますが、例えば以下のようなものがあります。

  • グラフィックボードの温度が異常に高くなる
  • グラフィックボードから異音がする
  • ゲームや動画などで画面が乱れたり、フリーズしたりする
  • PCが起動しなかったり、ブルースクリーンになったりする

これらの症状が出た場合は、グラフィックボードが原因である可能性が高いです。ただし、他のパーツやソフトウェアの問題である可能性もあります。原因を特定するためには、以下のような方法があります。

  • グラフィックボード以外のパーツやソフトウェアに問題がないか確認する
  • グラフィックボードを別のPCに取り付けて動作確認する
  • グラフィックボードを専門的な検査機器でチェックする

原因がグラフィックボードであることが分かったら、修理や交換を検討しましょう。修理や交換の方法は、グラフィックボードのメーカーや販売店によって異なります。詳しくは、グラフィックボードのマニュアルやサポートサイトを参照してください。

以上が、グラフィックボードのコアクロックが固定されてしまう原因と解決方法です。ぜひ参考にしてみてください。