今回は、梅雨や冬に部屋の湿度を下げるときに役立つ「除湿機」についてお話しします。
除湿機は、結露やカビの発生を軽減できるだけでなく、部屋干し衣類の乾燥にも役立つ便利な家電です。しかし、除湿機には「コンプレッサー式」「デシカント式」「ハイブリッド式」「ペルチェ式」という4種類の除湿方式があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。また、除湿能力やタンク容量、連続排水機能や衣類乾燥モードなど、製品によって搭載されている機能もさまざまです。
そこで、この記事では、除湿機の選び方とおすすめ商品を紹介します。
除湿機の選び方
除湿機を選ぶときには、以下のポイントに注意してください。
- 除湿方式:使用する季節や目的に合わせて、コンプレッサー式・デシカント式・ハイブリッド式・ペルチェ式の中から選びます。
- 除湿能力:部屋の広さや湿度に応じて、1日あたりに除湿できる水分量を確認します。適応畳数や衣類乾燥時間なども参考にします。
- タンク容量:タンクに溜まった水を捨てる回数を減らしたい場合は、2L以上の容量があるものを選びます。また、連続排水できるモデルもあります。
- 持ち運びやすさ:部屋から部屋へ移動させることが多い場合は、重さやサイズ、キャスターやハンドルの有無などをチェックします。
- 手入れのしやすさ:カビやホコリが溜まりやすいフィルターやタンクは、取り外しや洗浄がしやすいものを選びます。
- 機能:衣類乾燥モードや空気清浄機能、自動運転機能やタイマー機能など、自分のニーズに合った機能があるかどうか確認します。
おすすめ商品
それでは、除湿方式ごとにおすすめ商品を紹介します。各製品の特徴やメリット・デメリットを解説しますので、自分に合ったものを見つけてください。
コンプレッサー式でおすすめの除湿機
コンプレッサー式は、空気中の水分を冷却して水滴に変えて排出する方式です。温度が高く湿度が高い夏場や梅雨時期に向いています。電気代が安く済むのがメリットですが、重くて大きく、運転音が大きいのがデメリットです。
1. パナソニック F-YHVX120
- 価格:74,980円(税込)
- 除湿能力:12L/日
- タンク容量:4.5L
- 重量:14.5kg
- サイズ:W360×D250×H605mm
- 特徴:ハイブリッドナノイーX空気清浄・衣類乾燥・連続排水・自動運転・タイマー
パナソニックのF-YHVX120は、高性能な空気清浄と衣類乾燥ができるコンプレッサー式除湿機です。ハイブリッドナノイーXという技術で空気中のウイルスや花粉、ニオイなどを除去できます。また、衣類乾燥では165cmまで風が届くワイド送風と温風・冷風の切り替えで効率的に乾かせます。連続排水も可能で、タンクが満水になっても安心です。自動運転やタイマー機能も備えており、使い勝手が良いです。
メリット
- 空気清浄と衣類乾燥が高性能
- 連続排水ができる
- 自動運転やタイマー機能が便利
デメリット
- 本体価格が高い
- 重くて大きい
- 運転音が大きい
2. シャープ CV-N71
- 価格:18,800円(税込)
- 除湿能力:7L/日
- タンク容量:2.5L
- 重量:9.5kg
- サイズ:W300×D220×H495mm
- 特徴:プラズマクラスター空気清浄・衣類乾燥・連続排水・自動運転・タイマー
シャープのCV-N71は、プラズマクラスター空気清浄と衣類乾燥ができるコンプレッサー式除湿機です。プラズマクラスターという技術で空気中のウイルスやカビ菌などを抑制できます。また、衣類乾燥では風向きを自動で切り替えることでムラなく乾かせます。連続排水も可能で、タンクが満水になっても安心です。自動運転やタイマー機能も備えており、使い勝手が良いです。
メリット
- 空気清浄と衣類乾燥ができる
- 連続排水ができる
- 自動運転やタイマー機能が便利
デメリット
- 本体価格がやや高い
- 重くて大きい
- 運転音が大きい
3. コロナ CD-H1023-AE
- 価格:43,900円(税込)
- 除湿能力:10L/日
- タンク容量:4L
- 重量:11kg
- サイズ:W300×D220×H495mm
- 特徴:衣類乾燥・連続排水・自動運転・タイマー・サーキュレーター連動
コロナのCD-H1023-AEは、衣類乾燥に優れたコンプレッサー式除湿機です。サーキュレーターと連動して、風の向きや強さを自動で調整できます。また、衣類乾燥では温風と冷風の切り替えで効率的に乾かせます。連続排水も可能で、タンクが満水になっても安心です。自動運転やタイマー機能も備えており、使い勝手が良いです。
メリット
- 衣類乾燥に優れる
- 連続排水ができる
- 自動運転やタイマー機能が便利
デメリット
- 空気清浄機能がない
- 重くて大きい
- 運転音が大きい
4. ダイキン MCK55T-W
- 価格:49,800円(税込)
- 除湿能力:5.5L/日
- タンク容量:2.2L
- 重量:8kg
- サイズ:W270×D270×H575mm
- 特徴:ストリーマ空気清浄・衣類乾燥・連続排水・自動運転・タイマー
ダイキンのMCK55T-Wは、ストリーマ空気清浄と衣類乾燥ができるコンプレッサー式除湿機です。ストリーマという技術で空気中のウイルスやカビ菌などを除去できます。また、衣類乾燥では風量を自動で調整することでムラなく乾かせます。連続排水も可能で、タンクが満水になっても安心です。自動運転やタイマー機能も備えており、使い勝手が良いです。
メリット
- 空気清浄と衣類乾燥ができる
デシカント式除湿機のおすすめ
1. 日立 HJS-D771
- 価格:59,800円(税込)
- 除湿能力:7.7L/日
- タンク容量:3L
- 重量:9.5kg
- サイズ:W300×D220×H495mm
- 特徴:衣類乾燥・連続排水・自動運転・タイマー・ナノイーX空気清浄
日立のデシカント式除湿器は除湿能力の高さが特徴です。中でも「HJS-D771」の除湿能力は7.7L/日で、木造で9畳まで、鉄筋で19畳まで対応できます。また、衣類乾燥は最速で69分とスピーディーです。連続排水も可能で、タンクが満水になっても安心です。自動運転やタイマー機能も備えており、使い勝手が良いです。さらに、ナノイーX空気清浄機能も搭載しており、空気中のウイルスや花粉などを除去できます。
メリット
- 除湿能力が高い
- 衣類乾燥が速い
- 連続排水ができる
- 自動運転やタイマー機能が便利
- 空気清浄機能がある
デメリット
- 本体価格がやや高い
- 重くて大きい
- 運転音が大きい
2. パナソニック F-YZU60
- 価格:39,800円(税込)
- 除湿能力:6L/日
- タンク容量:2.2L
- 重量:6kg
- サイズ:W270×D270×H575mm
- 特徴:衣類乾燥・連続排水・自動運転・タイマー・ナノイーX空気清浄
パナソニックのデシカント式除湿器の最大の特徴は電位代の安さです。「F-YZU60」の1回使用時の電気代は「速乾モード」で約22.6円、「おまかせモード」で約19.1円と、家計に優しい省エネ設計です。除湿能力は6L/日で、木造で8畳まで、鉄筋で16畳まで対応できます。衣類乾燥は最速で72分と早く、連続排水も可能です。自動運転やタイマー機能も備えており、使い勝手が良いです。また、ナノイーX空気清浄機能も搭載しており、空気中のウイルスや花粉などを除去できます。
メリット
- 電気代が安い
- 衣類乾燥が速い
まとめ
以上有名機種のお勧めを掲載しましたが各自のメリットや予算にあった機種を選択することが大切です。除湿器を有効に活用し快適な生活のお供にしてください