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アウトドアやキャンプで失敗しない焚火(直火)でお米の炊き方

キャンプやアウトドアで焚火でお米を炊くのは少しコツがいるが難しく考える必要はない。

焚火は温度にムラがあるのは基本であるが手順としては

  1. 水に浸ける
  2. 強火(できるだけ)
  3. 水分がある程度なくなるのを確認する
  4. 蒸らす

詳しく説明していこう

用具の難度としては簡単な順で

  1. ステンレス
  2. アルミ
  3. チタン

である、アルミは優秀であるがステンレスより後処理が大変である火の通りが早い分調整がしにくい、あくまでもステンレスよりは難しいだけであってアルミなら問題はない。
チタンは熱の伝わり方がダイレクトに伝わり一部分だけ焦げる、特に下から直接火を当てている部分は焦げ付くので炊飯には全く向いていない(できなくはないが気を過剰に使う)
ステンレスは熱の伝わりが遅いが安定した調理ができる、そして沸騰したお湯に重曹を入れ付ければきれいに汚れも落とせる、あと片付けも優秀である、アルミは難がある。(重曹で変色するのでクエン酸などを使う必要がある)
素人がいきなりチタンで炊飯は少し無理がある、というより慣れてもきついと思うのでやめた方がいい、コメの熱し方で一部分のみいきなり加熱させるのは美味しさが損なわれやすい。

1 水に浸ける

まず1の水に付ける、これは失敗を防ぐために10分程度としておく
本来お米は30分以上浸けるのが定石であるが水分がお米に含まれるほど炊くのが難しくなる
焚火(直火)においてはほどほどがおすすめ。要はほどほどだ。

2 強火

できるだけ強火でガンガン沸騰させる
これは吹きこぼれが始まり5分程度までという意味だ。
クッカーやメスティンの蓋が動きだす、この状態が一番注意が必要だ
吹きこぼれるタイミングから焦げ付くまでの時間は比較的早い

3 水分がある程度なくなるのを確認する

大体5分から10分である、チタンの場合はこの猶予がない
大き目のクッカーは蓋が動かないので状態をある程度確認する必要がある
なるべく蓋の開け閉めは最低限にしたほうがよい(蒸らし効果が減る=硬くなりやすい)

5分たって蓋をあけてみて水分量を確認しよう。米のラインに水分がなくある程度形がしっかりしていれば熾火(直火が出ていない場所や弱い場所に移す)
ここからさらに5分から8分程度暖める、この時音や焼ける香にかわっていれば蒸しに移行する。

4 蒸らす

火から降ろして、10分から15分程度蒸らす。この時飯盒の場合は逆にして蒸らす
メスティンや飯盒などはどのままでよい、裏にする理由は蒸した空気を内部で循環させるのとそこのこびりつきを減らすなど様々な意味があるがこれは気にしないでよい。
ただ注意点があり飯盒の場合逆にしたとき事故が起きやすい(うっかりでお米を落とす)ので裏側にしなくてもよい。
メスティンのように薄い調理器の場合裏側にするメリットはほぼないのでそのまま放置しておけばよい、10分程度蒸す必要があるが冬場になると冷めやすいので注意が必要だ15分が限界だろう。(焚火の近くなどにおいておけば冷めにくい)

5 完成

そこが焦げ付かず美味しく炊き上がれば完成だ、若干のおこげはこのみなので3で調整すればよいだろう。完璧に炊けば焦げは発生しない、水分がなくなる5分から8分が勝負である。